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2022 年度 実績報告書

「多職種連携のコンピテンシー」獲得を目的としたIPEへのTBLの導入と評価

研究課題

研究課題/領域番号 16K08896
研究機関兵庫医科大学

研究代表者

常見 幸  兵庫医科大学, 看護学部, 准教授 (80425123)

研究分担者 末廣 謙  兵庫医療大学, 共通教育センター, 教授 (50154430) [辞退]
紀平 知樹  兵庫県立大学, 看護学部, 教授 (70346154)
成瀬 均  兵庫医科大学, 医学部, 特別招聘教授 (00208092)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2023-03-31
キーワードIPE(多職種連携教育) / チーム医療教育 / TBL(チーム基盤型学習) / 多職種連携コンピテンシー
研究実績の概要

本学(旧兵庫医療大学)では、以前よりIPE(Interprofessional education:多職種連携教育)の一環として1年次・2年次・4年次において学部混成の協同学習を実施している。2014年度からはIPEにTBL (Team-based Learning:チーム基盤型学習)を導入し、学部混成の少人数グループにてグループ討議を行っている。2016-2019年度にかけては、TBLによる多職種連携コンピテンシー向上への効果を明らかにすることを目的として、TBL実施の前後に、学生に対し多職種連携のコンピテンシーの基礎となる要素を含んだ自己評価尺度や自由記載によるアンケート調査を行った。自己評価尺度としては、本学で独自に設定した自己評価項目と、IPE の効果を測定するために国際的に広く用いられている尺度であるRIPLS(Readiness for Interprofessional Learning Scale)を用いた。
2021年度までに、各学年・学部におけるアンケート調査の結果について、本学で独自に設定した自己評価項目を中心に、学年や学部による比較、学年推移による結果の違い、先行研究との比較などの分析を行ってきた。2022年度は、RIPLSについての結果の分析や、自由記載欄に書かれたコメントに対するテキストマイニング分析などを行った。いずれの結果においても、TBLによる協同学習を経験した後には自己評価が概ね向上しており、本学で実施したTBLはコミュニケーションやチームワーク等、多職種連携コンピテンシーの基礎となるような能力の涵養に効果があることが示唆された。また、学部や学年によってその傾向には差が認められることも明らかになった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 多職種連携教育の実践と効果について2022

    • 著者名/発表者名
      常見 幸、紀平 知樹
    • 学会等名
      第15回日本保健医療福祉連携教育学会

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公開日: 2023-12-25  

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