研究課題/領域番号 |
16K08900
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研究機関 | 独立行政法人国立病院機構(京都医療センター臨床研究センター) |
研究代表者 |
河口 八重子 独立行政法人国立病院機構(京都医療センター臨床研究センター), 臨床研究企画運営部, 研究員 (10727605)
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研究分担者 |
坂根 直樹 独立行政法人国立病院機構(京都医療センター臨床研究センター), 臨床研究企画運営部, 研究室長(予防医学) (40335443)
大原 こころ (津崎こころ) 独立行政法人国立病院機構(京都医療センター臨床研究センター), 臨床研究企画運営部, 研究員 (80450881)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 独身男性 / 健康的な食事 / 野菜摂取 / 健康優先度 / 調理技術度 / 経済重視度 / 調査票 |
研究実績の概要 |
1、類型化のための調査票の作成:独身患者を類型化するための調査票の作成のため、文献検索や実際の独身男性患者から摂取状況や障壁に関する聞き取りをして情報収集をした。また、研究分担者及び協力者で立ち上げたワークショップで検討を重ねた。独身男性の特徴を踏まえて野菜の摂取状況(摂取実践の際の健康優先度・調理技術度・経済重視度それぞれの3つの軸を聞きとる調査票でスコア化)を把握することが健康的な食生活の実践と関連が強いことを利用して構成することとした。パイロット研究で試行するための妥当性や適用性を確認しつつ調査しやすい内容とした。また、先行研究を参考にして基本的にはリッカート5件法によって構成し、因子分析可能な質問票とした。 2、調査票を使ったパイロット調査を試行:作成した調査票の使い勝手を確認し、修正加筆を行いより良い調査票に改善した。また、調査票の中で知識に関する質問(3択)や食の多様性および嗜好に関する質問も盛り込んだ。回答者の負担度を軽減するため、10ページほどのボリュームにするよう改善した。 3、指導プログラム作成の検討:個別化したプログラムのための冊子媒体の検討を研究分担者及び協力者で立ち上げたワークショップで行った。力量や経験の少ない指導者でも活用できるよう、また簡易介入で活用できることを検討。類型化することでポイントがしぼれて実践しやすい(行動変容に結びつきやすい)内容の構成を考えて仮作成をするための材料とした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
文献検索は順調に進んでおり、研究分担者及び協力者で立ち上げたワークショップで検討を重ねることもできている。国内だけでなく海外の学会や研究会での最新の情報も入手できた。また、直接独身男性からも多くの現状を聞き取ることができている。
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今後の研究の推進方策 |
1、調査票、指導プログラムのための冊子媒体作成:引き続き調査票を改良して完成版を作成する。また、指導プログラムのための冊子媒体作成の検討を重ねて完成版を目指す。 2、パイロット研究の実施と介入試験の準備:パイロット研究の実施のために協力施設への呼びかけを実施する。介入試験を実施する協力施設を決定する。
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次年度使用額が生じた理由 |
おおむね計画通りに使用することができた。本年度は介入に関する人件費等が当初の計画より減少した為に次年度使用額が生じた。
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次年度使用額の使用計画 |
研究に関わる人件費、介入研究開発、成果発表に関わる旅費等に使用予定である。
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