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2018 年度 研究成果報告書

機能性RNAネットワーク解析に基づくアルコール依存・再燃制御機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 16K08913
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 応用薬理学
研究機関札幌医科大学

研究代表者

水尾 圭祐  札幌医科大学, 医学部, 講師 (90459735)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードアルコール / RNA
研究成果の概要

本研究では、マウスを用いてアルコール依存モデルを作成し、microRNAの発現変化を網羅的に解析した。アルコール依存時の脳内におけるmicroRNAの発現は、側坐核において47種の有意な増加が認められた。一方、腹側被蓋野においてはmicroRNAの発現低下が認められた。次にアルコール依存時における脳内TLR4およびTLR7の発現変化を検討した結果、TLR4およびTLR7ともに腹側被蓋野領域において有意な発現上昇が認められた。本研究の結果、microRNAの発現変動を介したTLRの変化がアルコール依存形成に関わっている可能性が示唆された。

自由記述の分野

アルコール・濫用薬物医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究ではアルコール依存時において特異的に変化するマイクロRNAを見出した。この結果はアルコール依存の診断においてマイクロRNAが有用である可能性を示している。また、マイクロRNAのターゲット分子としてTLR4がアルコール依存形成に深く関わっていることを見出したことは、未だ有用な治療薬が存在しないアルコール依存症の治療薬の開発に寄与できる可能性を示すことができた。

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公開日: 2020-03-30  

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