研究課題/領域番号 |
16K09041
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
疫学・予防医学
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
横川 博英 順天堂大学, 医学部, 先任准教授 (00328428)
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研究分担者 |
湯浅 資之 順天堂大学, 国際教養学部, 教授 (30463748)
福田 洋 順天堂大学, 医学部, 准教授 (70384120)
藤林 和俊 順天堂大学, 医学部, 准教授 (40722351)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | ヘルスリテラシー / 糖尿病 / 臨床疫学 / 予防医療 / 公衆衛生 |
研究成果の概要 |
670名を適格者として分析対象とした。HbA1c7.0%をカットオフとして2群とし、コントロール良好群・不良群とした。ヘルスリテラシーは5項目5点で評価し、合計25点満点で評価した。コントロール良好群の平均年齢・男性の割合は、60.6歳、66.8%、不良群では58.6歳、66.4%であった。なお、不良群で脂質異常症が多く、糖尿病関連項目としては、不良群で糖尿病性神経障害の割合が多く、インスリン治療の割合が多かった。多変量解析では、ヘルスリテラシースコア(25点満点)16以下と比較して19以上では有意の良好群が多かった(Odds Ratio 067, 95%CI0.47-0.96)。
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自由記述の分野 |
臨床疫学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
血糖コントロール状況について患者側要因に着目した先行研究は限られており、特にヘルスリテラシーに関する検討はほとんどない。本研究により以下の学術的・社会的意義が得られたと考える。 ①血糖コントロール状況とヘルスリテラシーとの関連(ヘルスリテラシーのレベルが血糖コントロール状況に影響しているか)②ヘルスリテラシー別の患者背景(ヘルスリテラシーのレベルと生活習慣やその他の基礎疾患の合併に関連しているか)③糖尿病診療において従来の診療に患者側要因(ヘルスリテラシーなど)を考慮した新たな効果的な治療戦略のための提言に貢献できる基礎資料の提供
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