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2022 年度 実施状況報告書

冠動脈疾患患者におけるFrailtyと心血管事故の関連

研究課題

研究課題/領域番号 16K09042
研究機関順天堂大学

研究代表者

宮内 克己  順天堂大学, 医学部, 教授 (60200119)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2024-03-31
キーワード高齢者 / フレイル / サルコペニア / 予測因子 / 予後規定因子 / 循環器疾患
研究実績の概要

基礎疾患として循環器疾患をもつ患者をフレイル前向き観察研究として登録した。約300名が登録され、平均年齢は年齢78歳、女性が55%, BMI 22.8%, フレイル 14%, プレフレイル 37.5%, サルコペニア 15% であった。現在、登録患者のフレイル規定因子を解析中であるが、登録後1年の予後調査も終了して、現在2年目の予後も解析中である。
登録事項は患者背景、質問票 (フレイル問診票、社会的フレイル問診票、認知機能関連問診(MMSE)、老年期うつ病評価尺度(Geriatric depression scale 15;GDS15))
血液検査、栄養状態の評価、身体測定(握力・歩行速度(6m)計測、BIA法による体重、四肢骨格筋量)、画像診断(骨格筋量測定)二重X線エネルギー吸収法(DEXA法): 骨格筋量指数: SMI(Skeletal Muscle Mass Index)(kg/m2)とした。
今回の研究の2年までの評価項目は1次評価項目として全死亡、治療のための入院、2次評価項目として大出血、臨床的に意義のある非大出血、心血管死、心不全による入院、非致死性心筋梗塞、冠動脈血行再建、末梢血管障害、頭蓋内出血、脳梗塞、一過性脳虚血発作、新規の癌発症、転倒回数、骨折とした。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

プロトコール作成や登録に時間を要したため

今後の研究の推進方策

登録は終了、循環器疾患のフレイル、サルコペニアの規定因子の解析中。
1年追跡は終了、2年目は追跡中で、本年度中には終了見込み。その後、1次評価項目の登録時のフレイルの有無による予後と予後規定因子を解析する。

次年度使用額が生じた理由

コロナ流行で登録、追跡が大幅遅延して、データ固定、クリーニングさらには、データ整理が停滞した。本年度はデータを解析して、学会報告、論文作成する。そのため、新たな解析ソフトを導入、解析して内外の学会に発表予定であり、すみやかに論文化する。

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公開日: 2023-12-25  

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