出生時、人工ミルクを避けることで牛乳蛋白に対する感作および食物アレルギー発症リスクを下げることができるかという疑問に対してランダム化比較試験を実施した。156人は生後少なくとも3日は母乳のみ、あるいは母乳とアミノ酸乳の群に、156人は母乳に1日少なくとも5mlの人工ミルクを加える群にランダムに振り分けた。その結果牛乳蛋白に対する感作および食物アレルギー発症リスクは生後少なくとも3日間は人工ミルク摂取を避けるとで、激減させることができた。生後3日間人工ミルクを避けるだけで、食物アレルギーを予防できることが判った。血清トランス脂肪酸レベルと食物アレルギー発症の関係は現在論文作成中である。JAMA Pediatr. 2019;173(12):1137-1145.
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