研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2歳時点で、人工ミルクを避けた群では牛乳蛋白に対する感作が16.8%であったが、生後1日目より少量ミルクを加えていた群のそれは32.2%であった:リスク比, 0.52; 95%信頼区間;0.34-0.81。2歳時点での即時型、アナフィラキシー型の食物アレルギーのリスクも少量ミルクを加えていた群に比べ人工ミルクを避けた群では明らかに抑制されていた。即時型:リスク比, 0.20; 95%信頼区間;0.07-0.57。アナフィラキシー型:リスク比, 0.08; 95%信頼区間;0.01-0.58。これは費用も時間もかからない、そして世界中で直ちに実施可能な予防法である。
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