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2016 年度 実施状況報告書

胃の発癌に係るハイリスク胃炎に対するブラックラズベリーパウダーの効果の検討

研究課題

研究課題/領域番号 16K09077
研究機関日本医科大学

研究代表者

櫻澤 信行  日本医科大学, 医学部, 助教 (90328807)

研究分担者 宮下 正夫  日本医科大学, 医学部, 教授 (70229847)
松田 明久  日本医科大学, 医学部, 助教 (00366741)
山田 真吏奈  日本医科大学, 医学部, 講師 (70508621)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード臨床 / 胃癌 / ブラックラズベリーパウダー
研究実績の概要

本研究では、ピロリ菌感染により生じた胃粘膜の慢性炎症性変化が除菌後さらにブラックラズベリーパウダー(BRB)を摂取することにより改善し、胃の発癌リスクが軽減するかどうかを明らかにすることを目標としている。
本研究テーマに関して大学の倫理委員会での承認を得た後、ピロリ菌去治療が必要な患者を対象に除菌後のBRB摂取による胃の発癌リスクの軽減との関係をランダム化試験での検討を開始している。
また、胃粘膜の慢性炎症の評価法の確立として、慢性炎症反応に関係する因子PCNA (proliferative cell nuclear antigen), Ki-67, ODC (ornithine decarboxylase), Cox2 (cyclooxygenase 2), iNOS (inducible nitric oxide synthase)の遺伝子発現をRealtime PCR確認した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

胃粘膜の慢性炎症の評価系の確立に関して、患者から採取された組織2~5㎎では、組織量の問題で目的の遺伝子の発現は検出限界かと思われたが、組織を溶解する溶媒に含まれるデタージェントを変更することで、検出が可能となった。

今後の研究の推進方策

患者数を増やし、BRB摂取の有無と、胃の発癌リスクの軽減に関しての結果を考察する。

次年度使用額が生じた理由

ブラックラズベリーパウダーを購入する費用として80万円を計上していたが、本年度は共同研究先から提供された為。

次年度使用額の使用計画

概ね当初の研究計画に沿って今後の研究を進めるが、今年度までの結果をふまえて細かい点で作業の進め方に関して変更を加えたうえで実験を行っていく。

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公開日: 2018-01-16  

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