研究課題
基盤研究(C)
本研究は、ビタミンDコホート研究に5年後追跡調査おいて体内のビタミンDレベルの指標である血中25ヒドロキシビタミンDの測定を行なった。ベースライン調査参加者8,498人中、2,341人が追跡調査に参加し、両時点の採血時期の近い1,044人を最終統計解析対象とした。5年間の血中25ヒドロキシビタミンD低下の予測要因として、教育歴、屋外職業、活動度、緑茶摂取を特定し、性差があることも見出した。疾患発生情報収集も継続して行った。
疫学・予防医学
加齢性疾患・生活習慣病予防の観点からビタミンDの重要性が世界的に注目されている。このような状況の下、私たちはビタミンD低下に関わる要因を縦断的に調査し特定した。本研究は大規模かつ縦断研究である点が評価され、British Journal of Nutrition誌に掲載が決定した。また本研究は地域住民の生活習慣に関連した要因を直接特定でき、一般住民の健康増進に有用な情報を提供できたことは社会的に意義深い。