研究成果の概要 |
二酸化硫黄(SO2)曝露のない、一般大気環境に居住する中学生を対象に新規に呼気一酸化窒素(FeNO)を測定し、すでに測定を終えているSO2曝露地域(三宅島)居住中学生のFeNOと比較検討した。三宅島ではのべ83名に実施し、対照群は31名であった。2008年から2014年における三宅島でのFeNO(ppb)の幾何平均はそれぞれ,28.2, 18.2, 23.6, 35.5, 36.9, 28.1, 32.1であった。対照群では27.7であり、いずれの年度と対照群の間の比較統計学的有意差を認めなかった。健診前3ヶ月間の平均SO2濃度22.2ppb以下の環境においては、FeNOで影響を認めなかった。
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