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2019 年度 実績報告書

大規模職業集団における定年退職前後の生活習慣、保健行動の変化に関する検討

研究課題

研究課題/領域番号 16K09110
研究機関公立小松大学

研究代表者

中島 素子  公立小松大学, 保健医療学部, 教授 (60559508)

研究分担者 石崎 昌夫  金沢医科大学, 医学部, 教授 (10184516)
森河 裕子  金沢医科大学, 看護学部, 教授 (20210156)
櫻井 勝  金沢医科大学, 医学部, 准教授 (90397216)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード定年退職 / 残存歯20本以上 / 生活習慣 / 歯科保健行動 / 社会参加活動
研究実績の概要

本研究では,我々が在職中から定年退職まで継続的に追跡した職域集団を対象に,定年退職後の退職後の残存歯20本以上の口腔保健行動など関連する要因について明らかにすることを目的とした.
北陸地方の金属製品製造業事業所(富山県の某製造業,従業員 約7,500名)に20年以上在職し,1990年以降に退職した3,394名を対象に,郵送による自記式質問票調査を実施し,2,323 名(男 1,462 名,女 861 名)から回答を得た(回収率 68.4%).
質問内容は在職中の勤続年数,婚姻状態,同居者,在職中の仕事内容・勤務形態,退職後の現在の主観的健康状態,過去1年間の保健行動(市町村の健康診断,人間ドックの受診など),生活習慣(飲酒・喫煙・睡眠時間・熟眠感・朝食摂取・外食頻度・野菜摂取状況・体重測定の有無・減塩行動など),歯科保健行動(歯磨き習慣・歯科衛生器具の使用・かかりつけ歯科医など),残存歯数・精神的健康度・社会参加活動状況である.
残存歯20本以上群との関連において,男性では退職後年数が少ない者,主観的健康観あり,社会参加活動あり,配偶者あり,運動習慣あり,喫煙なし,6時間以上睡眠,毎日朝食あり,毎食野菜摂取,減塩行動,毎日の歯磨き習慣あり,電動歯ブラシの使用,が有意に多かった.女性では退職後年数が少ないもの,主観的健康観あり,社会参加活動あり,配偶者あり,減塩行動あり,毎日の歯磨き習慣あり,糸ようじ使用が有意に多かった.退職後の残存歯20本以上と男女ともに関連する項目は,退職後年数の少ない者,主観的健康観,社会参加活動あり,配偶者あり,毎日の歯磨き習慣であった。
定年退職後の20本以上の残存歯をもたらすためには,退職前からの継続した歯科保健行動,男性では望ましい生活習慣が有用である可能性が示唆された.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 製造業退職者集団の残存歯とその要因に関する検討.2019

    • 著者名/発表者名
      中島素子,櫻井 勝,森河裕子,石﨑昌夫,城戸照彦,成瀬優知,中川秀昭
    • 学会等名
      第78回 日本公衆衛生学会総会

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公開日: 2021-01-27  

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