研究実績の概要 |
今年度は、本研究期間中に得られた結果をまとめて論文作成を行った。 アデノウイルスによる尿道炎の検体から世界で初めて85型を検出・同定し、さらに、構築したリアルタイムPCR法を用いることによって、尿検体中から最長で約1ヶ月間ウイルスゲノムを検出できる事例があることを国際誌に報告し、受理された(Hiroi et al., J Med Microbiol, 2020)。 また、型別用に構築したPCR法を用いて前年度に実施した、結膜炎検体から分離されたアデノウイルスの分子疫学解析結果について、抗原性に関わるヘキソン可変領域の変異をより詳細に検討し、論文化して投稿済である。
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