研究成果の概要 |
糖代謝異常の病態下におけるメチル水銀 (MeHg) の体内動態を明らかにすることを目的として、12週齢の雄の2型糖尿病マウスKK-Ay及びBL/6マウスに0.2, 1, 5 mg Hg/kg BWのMeHgを単回投与し、4, 7, 11, 14日における血液及び組織(脳、腎臓、肝臓、膵臓)中の総水銀濃度を測定後、薬物動態パラメータ(Vd/F, Kel, t1/2, AUC, CL/F, Kp, Kp’)による解析を行った。その結果、本実験条件下において、血球、脳、肝臓、腎臓、膵臓におけるMeHgの吸収及び排出能は、KK-AyマウスはBL/6マウスと比べて高い傾向を示すことが明らかになった。
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