研究課題/領域番号 |
16K09143
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
山田 浩樹 昭和大学, 医学部, 准教授 (20384498)
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研究分担者 |
太田 晴久 昭和大学, 大学共同利用機関等の部局等, 講師 (00439366)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 精神科救急 |
研究実績の概要 |
本研究においては,烏山病院および昭和大学横浜市北部病院スーパー救急病棟退院後、それぞれの病院に通院する患者だけではなく、他病院に通院する患者に対しても電話にて治療状況,生活状況を追跡調査し,入院中に診療録より抽出した年齢,性別,診断,居住地,家族構成,生活状況,入院前治療状況,罹病期間,就学・就労状況,入院時形態(精神保健福祉法),社会資源(利用状況・入院中新規導入),在棟日数,罹病期間,入院回数,入院時・退院時処方と、退院後1、2、3、6、12ヶ月後の再入院の有無,治療継続状況,生活状況(就労,就学,同居家族,通所先,ライフイベント),処方内容,内服状況,自覚される副作用,現在の治療満足度について電話にて聴取する。これら入院中,退院後のデータをデータベースとして統合し,各因子の再入院率,治療中断率との相関を統計学的に分析する。再入院や治療中断に影響する因子を検討することを目的とする。現在、登録患者を増やし、調査を継続している。現在、昭和大学附属烏山病院で約50名、昭和大学横浜市北部病院で約30名が登録され、継続的に電話調査を行っている。3月末日現在で、約80%が1ヵ月後、約65%が2ヵ月後、約50%が3ヵ月後、約30%が6ヵ月後の調査が終了している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
現在、登録患者を増やし、調査を継続している。現在、昭和大学附属烏山病院で約50名、昭和大学横浜市北部病院で約30名が登録され、継続的に電話調査を行っている。電話調査員を雇用し、順次各病棟において研究参加者を募っている。
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今後の研究の推進方策 |
現在の方針で調査を継続する。
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次年度使用額が生じた理由 |
他の研究費を使用して学会へ参加した。また研究計画者が試験的に電話調査を行っていたため、今年度は研究費を使用しなかった。次年度は、電話調査員を雇用や、電話調査員用のパーソナルコンピューターを購入する予定である。
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