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2018 年度 研究成果報告書

細胞外障害ミトコンドリアを起点とし敗血症病態の解明に迫る

研究課題

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研究課題/領域番号 16K09203
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 法医学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

鵜沼 香奈  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 講師 (30586425)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードLPS / autophagy / hepatocyte / mitochondria / lysosomal exocytosis; / 敗血症
研究成果の概要

本研究では、LPS投与した肝細胞において、ミトコンドリア障害やオートファジー-リソソーム系による障害ミトコンドリアの除去、細胞外ミトコンドリアDNAおよびミトコンドリアタンパク発現の増加を確認した。また、ラット初代培養肝細胞ならびにマウス胚性線維芽細胞(MEF)において、LPS刺激により、オートリソソーム内腔に存在するミトコンドリアタンパクの分泌を伴うが、オートリソソーム膜タンパク質の分泌は伴わないことを明らかにした。 さらに、炎症性サイトカインIL1B / interlekin-1βの誘導し精製ミトコンドリアを直接曝露した場合、多核白血球が活性化することがわかった。

自由記述の分野

法医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまで、敗血症病態のヒト血漿中でミトコンドリアに豊富に存在するタンパク発現が増加することなどは知れていたが、多くは逸脱と考えられていた。本研究では、単離白血球に精製ミトコンドリアを曝露したところ、炎症性サイトカインが産生されたことや、細胞膜が破綻しない段階で細胞外に障害ミトコンドリアが確認されたことから、その一部が能動的なメカニズムを介していることが明らかにすることができたのは学術的意義があることと考える。

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公開日: 2020-03-30  

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