本研究では、LPS投与した肝細胞において、ミトコンドリア障害やオートファジー-リソソーム系による障害ミトコンドリアの除去、細胞外ミトコンドリアDNAおよびミトコンドリアタンパク発現の増加を確認した。また、ラット初代培養肝細胞ならびにマウス胚性線維芽細胞(MEF)において、LPS刺激により、オートリソソーム内腔に存在するミトコンドリアタンパクの分泌を伴うが、オートリソソーム膜タンパク質の分泌は伴わないことを明らかにした。 さらに、炎症性サイトカインIL1B / interlekin-1βの誘導し精製ミトコンドリアを直接曝露した場合、多核白血球が活性化することがわかった。
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