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2018 年度 研究成果報告書

マクロファージのフェノタイプを制御する環状スルフィド化合物による新規ガン治療戦略

研究課題

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研究課題/領域番号 16K09247
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 内科学一般(含心身医学)
研究機関熊本大学

研究代表者

藤原 章雄  熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 講師 (70452886)

研究分担者 哈 斯塔  熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 研究員 (00644840)
白石 大偉輔  熊本大学, 医学部附属病院, 非常勤診療医師 (70769512)
研究協力者 菰原 義弘  
大西 紘二  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードマクロファージクロファージ / ガン / 代替医療
研究成果の概要

腫瘍微小環境においてガンの発症や進展に関与するマクロファージの活性化機構の制御(ガン治療に有効なオルタナティブ活性化から古典的活性化への制御)が新たなガン治療戦略になると考えられている。本研究では、そのマクロファージの活性化制御する化合物として環状スルフィド化合物を同定し、腫瘍移植モデルマウスにおいても有効性を示すこと明らかにした。つまり、本研究にて環状スルフィド化合物がマクロファージ活性化制御という作用機序を介してガン予防・治療に応用できる可能性を明らかにした。

自由記述の分野

医歯薬学

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、遺伝子改変動物等を用いた国内外での研究により、Mφ活性化調節が病態の改善に有効であると知られている。また、腫瘍内にはM2Mφなどの免疫抑制的に働く細胞が多数浸潤しており、腫瘍免疫を抑制することで腫瘍増殖に関与している。ゆえに、既存の癌治療が著効しない症例ではM2Mφによる免疫抑制が原因であると考えられている。本研究で同定した環状スルフィド化合物はMφの活性化制御という既存の治療薬とは異なるメカニズムで腫瘍進展を抑制し、ガン治療に応用できる可能が示唆された。つまり本研究成果は、将来的に新たな分子標的薬を開発するための基礎的知見として学術的・社会的にも意義ある研究成果であると考えられる。

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公開日: 2020-03-30  

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