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2018 年度 研究成果報告書

血管老化・動脈硬化に対するオルタナティブオートファジーを軸とした治療法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 16K09250
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 内科学一般(含心身医学)
研究機関鹿児島大学

研究代表者

池田 義之  鹿児島大学, 医歯学域医学系, 講師 (00573023)

研究分担者 赤崎 雄一  鹿児島大学, 医歯学域附属病院, 助教 (00631920)
大石 充  鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (50335345)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードオルタナティブオートファジー / マイトファジー / 血管老化 / エストロゲン
研究成果の概要

閉経における血管老化動脈硬化進展の分子機序を検討した。培養血管平滑筋細胞を使った研究においてエストロゲン受容体を阻害したところ、マイトファジー低下による異常ミトコンドリアの蓄積から細胞老化が進展した。正常マウスに卵巣摘除を行った研究でも、マイトファジー低下から異常ミトコンドリアが蓄積し血管老化が進展した。エストロゲン補充によりマイトファジーと血管老化は回復したが、これらはAtg5やAtg7には非依存性であり、Rab依存性であったことから、オルタナティブオートファジがこのマイトファジーの主体であると考えた。

自由記述の分野

循環器病、老年病

研究成果の学術的意義や社会的意義

閉経に伴う血管老化・動脈硬化の進展機序にRab9-依存性オルタナティブオートファジーを主体にしたマイトファジーの低下が関与することが本研究により明らかとなった。現在、閉経女性に対してホルモン補充療法が施行されるが、様々な副作用の問題がある。今回の我々の研究成果は、ホルモン補充療法に代わる新たな治療方法の確立に寄与できるものと考えている。

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公開日: 2020-03-30  

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