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2018 年度 研究成果報告書

ストレス応答調節におけるネガティブ・フィードバック破綻の機序の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 16K09269
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 内科学一般(含心身医学)
研究機関愛知医科大学

研究代表者

山口 奈緒子  愛知医科大学, 医学部, 准教授 (50380324)

研究分担者 岡田 尚志郎  愛知医科大学, 医学部, 教授 (40203989)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードストレス / コルチコトロピン放出因子 / CRF / 交感神経系 / カテコールアミン / 室傍核
研究成果の概要

生体において、ストレスは様々な反応を引き起こす。中枢性ストレス応答の出力系として、交感神経-副腎髄質系の活動亢進は末梢でのカテコールアミンの遊離・分泌を促進する。本来これらのストレス反応は生体の防御機構であるが、過剰なストレス反応は、ストレス不適応状態をもたらしうる。
本研究では、視床下部室傍核でのストレス応答におけるシグナル経路の役割、およびそれらがストレス応答の持続に及ぼす影響について検討した。その結果、ストレス性交感神経反応の中枢性調節に、視床下部室傍核のアドレナリン受容体およびGABA受容体が関与すること、また急性および慢性ストレス負荷により交感神経反応が異なることを明らかにした。

自由記述の分野

神経科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ストレス反応は本来、生体の防御機構である。しかし、過剰なストレス反応はストレス不適応をもたらし、さらにはうつ病などのストレス関連疾患の発症の契機ともなりうる。このような過剰なストレス反応をもたらす中枢性調節機構については、交感神経反応制御の観点では未だ不明な点も多い。本研究は、脳内、特に交感神経反応およびストレス応答の制御中枢である視床下部室傍核におけるストレス応答調節機序について、その一端を明らかにした。さらに、交感神経系ストレス応答の調節メカニズムに関する基礎的知見蓄積の一助となり、将来的にストレス関連疾患の予防・治療法の開発に繋がると考えられる。

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公開日: 2020-03-30  

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