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2018 年度 研究成果報告書

進行がんにおけるQOL層別化ツールの確立と新規シンプトンマネジメント法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 16K09274
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 内科学一般(含心身医学)
研究機関公益財団法人ルイ・パストゥール医学研究センター

研究代表者

坂元 直行  公益財団法人ルイ・パストゥール医学研究センター, その他部局等, 研究員(移行) (40547981)

研究分担者 岡山 哲也  京都府立医科大学, 医学部附属病院, 助教 (30636535)
石川 剛  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (90372846)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード末梢血インターフェロンγ産生能 / QOL層別化ツール / サイトカインプロファイリング / 疾患特異的QOL / がん関連症状
研究成果の概要

進行がんの治療では延命効果に加え、生活の質(QOL)の向上にもその焦点がシフトしている。そこで進行がん患者のQOLを層別化し、どのようなタイミングで介入すれば、健康関連QOLの維持・改善につながるのか、明らかにする必要がある。本研究により、進行がん関連症状、及び進行がん患者の包括的QOLは特定の血清サイトカインレベルと相関しており、特定の血清サイトカインレベルが疾患特異的QOLを反映していると示唆された。また、末梢血インターフェロンγ産生能の評価は、疾患特異的なQOLの層別化を客観的に行えるツールとなりうることが示唆された。本研究結果は新規シンプトンマネジメントの開発に寄与するものと考える。

自由記述の分野

臨床腫瘍学

研究成果の学術的意義や社会的意義

進行がん患者において身体機能、認知機能、社会的機能、がん関連症状の尺度スコアが血清VEGFレベル、末梢血インターフェロンγ産生能と相関関係があることを見出した。QOL問診票に加えて、血清VEGFレベル、末梢血インターフェロンγ産生能を加味して患者のQOLを評価すれば、進行がんの疾患特異的なQOLを層別化することが可能となり、がん治療を行う際、QOLを維持、改善すべき対象の選択に大変有用なツールとなりうると示唆された。

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公開日: 2020-03-30  

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