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2018 年度 研究成果報告書

大腸鋸歯状腺腫を前癌病変とする新たな大腸発癌経路の同定と発癌メカニズムの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 16K09304
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 消化器内科学
研究機関金沢大学

研究代表者

澤田 武  金沢大学, 附属病院, 医員 (60345626)

研究分担者 山本 英一郎  札幌医科大学, 医学部, 講師 (60567915)
研究協力者 鈴木 拓  札幌医科大学, 分子生物学講座, 教授 (20381254)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード大腸癌 / 大腸鋸歯状腺腫 / 遺伝子メチル化 / 遺伝子変異
研究成果の概要

新たな大腸発癌経路の同定と分子機構の解明のため、その前癌病変と考えられている大腸鋸歯状腺腫(TSA)を含む大腸鋸歯状病変を対象として、主としてWntシグナル経路に属する遺伝子変異解析、およびメチル化解析を行った。無茎性鋸歯状腺腫(SSA)と比較し、TSAではWntシグナル関連分子の遺伝子変異とSMOC1遺伝子メチル化が高頻度にみられ、SSAとは異なるTSA独自の発癌経路の存在が示された。

自由記述の分野

消化器癌

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により、従来より想定されてきた大腸鋸歯状腺腫(TSA)を前癌病変とする発癌経路の存在が示された。また、他の鋸歯状病変と比較してWntシグナル経路の異常が大きく関与していることが明らかとなった。今後、大腸鋸歯状病変の進展・発育により形成されると考えられている高悪性度大腸癌と分子プロファイルを比較することにより、TSAから高悪性度大腸癌に至る新たな発癌経路が確立できる。また、予後不良の高悪性度大腸癌に対する分子標的治療の開発に応用できる。

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公開日: 2020-03-30  

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