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2018 年度 研究成果報告書

Smad2/3リンカー部リン酸化に着目した癌幹細胞・癌の発生・進展に関する検討

研究課題

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研究課題/領域番号 16K09330
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 消化器内科学
研究機関関西医科大学

研究代表者

福井 寿朗  関西医科大学, 医学部, 講師 (60402905)

研究協力者 宮本 早知  関西医科大学, 医学部, 大学院生
松本 泰司  関西医科大学, 医学部, 大学院生
谷村 雄志  関西医科大学, 医学部, 大学院生
岡崎 和一  関西医科大学, 医学部, 教授 (70145126)
西尾 彰功  関西医科大学, 医学部, 准教授 (50362463)
内田 一茂  関西医科大学, 医学部, 准教授 (40411516)
松崎 恒一  関西医科大学, 医学部, 非常勤講師 (70278638)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード大腸腫瘍モデルマウス / 腫瘍幹細胞 / 腫瘍化 / 深部浸潤 / 脈管侵襲 / 転移 / ヒト大腸癌 / ヒト食道癌
研究成果の概要

短期モデルに微小腫瘍を、長期モデルに腫瘍深部浸潤と脈管内浸潤を確認した。
短期モデルの検討にて、腫瘍性病変は粘膜再生部の組織幹細胞が腫瘍化し、腫瘍腺管が上下へ伸び、分枝・増大したものと考えられた。微小病変や粘膜下浸潤部、脈管侵襲部にもpSmad2/3L-Thr陽性細胞を確認した。長期モデルの主腫瘍部ではE-カドヘリン発現低下(EMT)を認めた。長期モデル腫瘍内のβカテニン核陽性部に多くのpSmad2/3L-Thr陽性細胞を認めた。
ヒト食道癌・大腸腺腫内癌にpSmad2/3L-Thr陽性細胞を認めた。腫瘍幹細胞の可能性を考えている。進展度、悪性度に比例し発現が増加する傾向があり解析を継続している。

自由記述の分野

消化器内科学(特に消化管)

研究成果の学術的意義や社会的意義

(癌)幹細胞に関し現在も多方面から国内外で研究され成果は飛躍的に進歩している。癌幹細胞をターゲットとした治療法の開発も試みられ、消化器癌治療においても当該分野の研究開発は急務である。
本研究では研究代表者が(癌)幹細胞と細胞周期に関する知見を応用し、独自に発見した抗pSmad2/3L-Thr抗体を用いての消化管(癌)幹細胞の同定法にて病変の形成・進行のメカニズムを解析するという非常に独創的なアプローチ方法となっている。
(癌)幹細胞の動態を利用した同定法であるためマウスの他臓器での応用やヒト組織にもそのまま利用でき、多方面での臨床医学的な有用性も考えられ今後ブレークスルーとなる可能性を秘めている。

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公開日: 2020-03-30  

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