研究分担者 |
谷 丈二 香川大学, 医学部, 協力研究員 (00596075)
小原 英幹 香川大学, 医学部附属病院, 講師 (10612476)
岩間 久和 香川大学, 総合生命科学研究センター, 准教授 (20398035)
森 宏仁 香川大学, 医学部附属病院, 講師 (20568844)
藤田 浩二 香川大学, 医学部附属病院, 病院助教 (50749421)
森下 朝洋 香川大学, 医学部附属病院, 助教 (60423430)
野村 貴子 香川大学, 医学部, 助教 (70645415)
米山 弘人 香川大学, 医学部, 助教 (80294750)
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研究実績の概要 |
Gal-9の非添加、添加のGal-9感受性細胞(Li-7,HLE,HLF)と耐性性細胞(HuH-7,HepG2, Hep3B) における培養溶液中のエクソソームの単離及びsmall RNAを含むtotal RNAの抽出した。Gal -9 の添加により、により、microRNAオリゴチップ(東レ,Human miRNA Oligo 4 arrays ver.21)を用いた、エクソソーム内microRNAの網羅的解析により、miR-34が、Gal-9感受性細胞(Li-7,HLE,HLF)において、増加していた。miR-34は、肝病態の進行に伴い、血清中のエクソソーム内において増量していた。さらに、miR-34に、miR-34を遺伝子導入すると細胞増殖抑制作用を示し、さらに、細胞周期のG1期からS期に誘導するCyclin D1の減弱が認められた。このことから、Gal-9は、エクソソーム内のmiR-34を増加させ、細胞増殖の抑制に関与していることが判明した。 また、肝癌細胞株Huh-7の培養液から単離したエクソソームを蛍光色素PKH26(赤)で標識し、24時間後、培養中の正常肝細胞(hNHeps), Huh-7に添加し、蛍光顕微鏡で観察し、どちらの細胞に取り込みやすいのか検討した。正常細胞にも癌細胞にも取り込まれ癌の悪性化癌の増殖に関連があると考えられる。これらのことから、癌細胞から放出されたエクソソーム内に癌細胞の進展、増殖効果が認められることが判明した。
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