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2019 年度 研究成果報告書

ゲノム不安定性が解き明かす非アルコール性脂肪性肝炎の発癌ポテンシャル

研究課題

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研究課題/領域番号 16K09362
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 消化器内科学
研究機関長崎大学

研究代表者

赤澤 祐子  長崎大学, 原爆後障害医療研究所, 准教授 (80582113)

研究分担者 中尾 一彦  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (00264218)
中島 正洋  長崎大学, 原爆後障害医療研究所, 教授 (50284683)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード非アルコール性脂肪肝炎 / NAFLD / DNA損傷応答 / 53BP1 / 発癌
研究成果の概要

非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)の一部は肝硬変、肝癌へ進展するが、その病態については不明な点が多い。p53 binding protein 1(53BP1)は放射線刺激および多段階発癌の過程で、DNA損傷部位に集積し核内focus を形成することからDNA不安定性マーカーとして知られている。我々は53BP1蛍光免疫染色を用いてNAFLDにおける肝細胞の遺伝子損傷応答を検討した。当研究において、肝の線維化が進行している肝組織では53BP1の発現が高くなっており、53BP1と発癌リスクとの関連が示唆された。

自由記述の分野

病理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

NAFLDにおける肝細胞における53BP1核内フォーカス発現解析は、独特の“ゲノム不安定性”病態マーカーとして確立できる可能性がある。ヒトNAFLD肝における53BP1発現と発癌のリスクの関係が評価できれば、当手法は安価で簡便であるためNASHにおける発癌予測の指標となり、臨床診断学への応用が期待できる。

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公開日: 2021-02-19  

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