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2019 年度 研究成果報告書

オートタキシンとリゾリン脂質を基軸とする類洞微小環境を介した肝再生制御機構の解析

研究課題

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研究課題/領域番号 16K09375
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 消化器内科学
研究機関順天堂大学

研究代表者

北村 庸雄  順天堂大学, 医学部, 先任准教授 (20231285)

研究分担者 岩渕 和久  順天堂大学, 医療看護学部, 教授 (10184897)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード肝再生 / 肝類洞再構築 / 肝類洞内皮細胞 / オートタキシン / リゾリン脂質 / リゾホスファチジン酸
研究成果の概要

肝臓は高度の再生能を有するが、それには肝実質細胞と非実質細胞の協調が不可欠であり、特に肝再生後期の肝類洞再構築は、肝再生が正常に終了出来るかどうかを規定する重要なステップである。autotaxin (ATX) は多彩な機能を有する脂質メディエーターとして、lysophosphatidic acid (LPA) の産生に関わっているが、その制御機構には不明な点が多く、肝再生治療の新しい標的分子となる可能性が考えられる。
ラット肝再生モデルを用いた本研究では、肝再生と ATX/LPA の直接的な関連は明らかではなかったが、今後肝類洞内皮細胞をターゲットとすることで新たな展開が期待される。

自由記述の分野

肝臓病学

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年の再生医学の進歩は、種々の疾患領域で再生医療の実現を可能にしつつある。肝臓は古くより再生することで知られ、再生医療に適した臓器と考えられるが、肝再生医療の実現には依然大きな課題が残されている。その理由の一つには、肝臓が単一の細胞から成り立っているのではなく、実質細胞と種々の非実質細胞から構成されている為に、個々の細胞の増殖だけではなく、それらの協調により初めて肝再生が完成するという点が挙げられる。
肝類洞内皮細胞には autotaxin (ATX) のスカベンジャー・リセプタが高発現しているという報告もあり、肝再生における新しいコーディネータの役割を果たしている可能性が期待される。

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公開日: 2021-02-19  

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