研究課題/領域番号 |
16K09388
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立国際医療研究センター |
研究代表者 |
是永 匡紹 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, その他 (70420536)
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研究分担者 |
西田 奈央 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 上級研究員 (50456109)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 2型糖尿病 / 肝細胞癌 / PNPLA3 / JAZF1 |
研究成果の概要 |
倫理委員会に承認ずみである「糖代謝異常に伴う肝疾患増悪因子に関与する宿主因子と糖関連マーカーの解析」に沿い「糖代謝異常合併肝病態進行例(肝硬変・肝がん)」と「糖代謝異常を長期間合併しながら線維化・発癌進展を認めない症例」のsample収集を行った。非発癌330例と発癌59例の比較検討では、肝病態促進SNPであるPNPLA3 と糖尿病関連SNPであるJAZA1遺伝子が独立して肝発がんに関与することがわかったが、これらの遺伝子はC型慢性肝疾患の肝発がんには影響を及ぼさないこと、また期間の観察でも両リスク因子を持っていても1例しか発がんせず、糖尿病合併発がんの予測マーカーには更なる探索が必要である。
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自由記述の分野 |
消化器・肝臓病学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、2型糖尿病合併症例から肝発癌・予後の実態が明らかとなった。また十分とは言えなものの、わが国でも増加中の2型糖尿病患者さんに対してPNPLA3, JAZF1という遺伝子を用いることで肝発癌危険群が抽出可能となることで、我が国の肝炎治療後・脂肪肝・2型闘病尿医療の均てん化に貢献でき、更なる遺伝子検索と礎となった。更に今後欧米化が顕著となり、糖代謝異常が増加すると予測される東アジア地域医療にも利用可能であると考えられ、多くの地域に貢献できると推測する
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