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2018 年度 研究成果報告書

三次元組織培養系を用いた、肝内胆管がん発生に関わるエピゲノム調節機構の解析

研究課題

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研究課題/領域番号 16K09391
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 消化器内科学
研究機関埼玉医科大学 (2017-2018)
東京大学 (2016)

研究代表者

松原 三郎  埼玉医科大学, 医学部, 准教授 (40750550)

研究分担者 立石 敬介  東京大学, 医学部附属病院, 講師 (20396948)
伊佐山 浩通  東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (70376458)
研究協力者 藤原 弘明  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード胆管癌
研究成果の概要

肝内胆管癌は予後不良である。肝内胆管癌の20%に認められるIDH1変異は、細胞内代謝やエピゲノムによる遺伝子発現制御に影響する。本研究は肝内胆管におけるIDH1変異の役割を検討した。IDH変異陽性および陰性の肝内胆管癌細胞株を用いてIDH1変異特異的阻害化合物AGI-5198およびエピゲノム作用薬JQ1に対する感受性を検討した。IDH変異陽性ICC細胞は陰性細胞株と異なりJQ1に対する高い感受性を示した。一方でAGI-5198はいずれの細胞の増殖にも影響を示さなかった。 本研究はIDH1変異陽性肝内胆管癌に特異的に有効な薬剤を明らかにした。

自由記述の分野

消化器内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

肝内胆管癌は有効な治療薬が限られ、ゲノム医療への期待は大きい。その20%に認められるIDH1変異は、興味深いことに肝炎ウイルスや寄生虫など肝内胆管癌の発症における他の危険因子の無い症例群に集積する。よってIDH1変異は独自の特性を持つ肝内胆管癌のサブグループを形成する可能性が考えられる。本研究は肝内胆管におけるIDH変異の意義を解明し、IDH変異陽性の肝内胆管癌の特性や特異的な治療薬の同定を試みた点で意義がある。

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公開日: 2020-03-30  

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