• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2018 年度 研究成果報告書

GNAS遺伝子改変マウスを用いたIPMN発症機構の解析

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 16K09398
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 消化器内科学
研究機関兵庫医科大学

研究代表者

大村谷 昌樹  兵庫医科大学, 医学部, 教授 (60398229)

研究分担者 古川 徹  東北大学, 医学系研究科, 教授 (30282122)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードIPMN / RNF43
研究成果の概要

本研究課題ではRNF43遺伝子ノックアウトマウスを作製し、解析を行った。RNF43はE3ユビキチンリガーゼをコードしており、Wntシグナル伝達を負に調節する。RNF43 KOマウスはメンデルの法則に従って生まれ、その後の成長にも野生型と比較して、差は認めなかった。RNF43の体細胞変異が大腸がんおよび子宮膜がんの18%以上に見られることから(Nat Genet, 2014)、アゾキシメタン (AOM)と DSS をマウスに投与し(AOM/DSS マウス)、大腸がん発がんに差が見られるか 検討を行った結果、腫瘍の増大を認め、RNF43が大腸がんの進展を抑制する働きがあることが判明した。

自由記述の分野

消化器病学

研究成果の学術的意義や社会的意義

IPMNではKRAS、GNAS、RNF43遺伝子の変異が重複して見られる。今回はRNF43に関して、そのノックアウトマウスを作製し、単独欠損では膵臓に異常を来さないこと、また大腸発がんモデルを用いると、やはりRNF43が腫瘍発生に抑制的に働いていることが明らかとなった。今後はIPMNに関してもその分子メカニズムを解明することで、新たな治療法の開発につながると予想される。

URL: 

公開日: 2020-03-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi