研究課題/領域番号 |
16K09410
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
北野 雅之 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (50314571)
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研究分担者 |
西尾 和人 近畿大学, 医学部, 教授 (10208134)
工藤 正俊 近畿大学, 医学部, 教授 (10298953)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 超音波内視鏡 / 膵癌 / 胆管ドレナージ / 造影ハーモニック法 |
研究成果の概要 |
膵腫瘍性病変に対する造影ハーモニック超音波内視鏡の有用性に関するメタ解析を実施し、統合感度および統合特異度はそれぞれ93%および80%であり、信頼性の高い画像診断と判明した。多施設共同研究により、ERCP不成功悪性胆管閉塞患者に対する超音波内視鏡下胆管ドレナージ術(ランデブー法、Choledochoduodenostomy Hepaticogastrostomy、antegrade stenting)の有効性・安全性を評価した。さらに、超音波内視鏡下胆管ドレナージ術専用のデバイスを開発し、前臨床試験で評価した後、ERCP不成功悪性胆管閉塞患者に対する有効性・安全性を評価した。
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自由記述の分野 |
医葉薬学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
膵癌は他の消化器疾患と比較すると、早期診断が難しいが、造影ハーモニックEUSによる診断精度が高いことが判明したため、今後本検査を用いることにより、膵癌の早期発見・予後向上につながることが期待される。また、多施設共同研究によりEUS下胆管ドレナージ術の有用性・安全性を実証したこと、EUS下胆管ドレナージ術の特化したデバイスの開発により、安全かつ有効に胆管ドレナージ術が行えるようになったことより、ERCP不成功の悪性胆管閉塞に対する本治療の重要性が高まり、膵癌に伴う閉塞性黄疸患者の治療成績・予後が改善することが期待される。
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