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2018 年度 研究成果報告書

上方の遅伝導路による房室リエントリー性頻拍の診断法とアブレーション治療法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 16K09418
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 循環器内科学
研究機関群馬大学

研究代表者

金古 善明  群馬大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (60302478)

研究分担者 中島 忠  群馬大学, 医学部附属病院, 講師 (40510574)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード房室結節リエントリー性頻拍 / アブレーション
研究成果の概要

稀な房室結節伝導路であるsuperior slow pathway(sup-SP)を介する房室結節リエントリー性頻拍(AVNRT)の多様性を検討した。Sup-SPを逆伝導路するfast-slow型AVNRT18例を検討したところ、5例においてsup-SPが三尖弁輪近傍の右房自由壁まで進展するsup-SPが存在することが明らかとなり、superoanterior typeと命名した。また、独自に考案した心房ペーシングを用いてsup-SPを順伝導路とするslow-fast型AVNRTの探索を行い、slow-fast型AVNRT43例中の4例(9%)において通常とは異なる反応を呈する例を見出した。

自由記述の分野

循環器内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、稀ではあるが新たな房室結節リエントリー性頻拍の一亜型の機序、診断及びアブレーション治療法を明らかにした。さらに、稀な房室結節伝導路であるsuperior slow pathwayの成因が、三尖弁輪右房自由璧に存在する房室輪の遺残の可能性があることを示唆した。多くの上室性頻拍はカテーテル治療によって根治可能となっているが、本研究により未知の頻拍の存在が明らかになることによってさらなるアブレーション治療の適応拡大、治療成績の向上が期待される。

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公開日: 2020-03-30  

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