研究課題/領域番号 |
16K09421
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
田中 孔明 新潟大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (70572725)
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研究分担者 |
南野 徹 新潟大学, 医歯学系, 教授 (90328063)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 心不全 / ミトコンドリア |
研究成果の概要 |
心不全はあらゆる心臓病の終末像であり、癌とともに最も予後不良な疾患群の一つである。しかしながら、心不全の病態生理はいまだに不明な点が多く、有効な治療法も確立されていない。そこで、本研究では、網羅的代謝物質解析技術(メタボロミクス)を用い、臨床的指標と比較検討することにより、心不全患者(特に、治療抵抗性患者)における代謝リモデリングの解明を目指す。その結果、心不全患者の血液検体のメタボローム解析や心筋生検サンプルを用いたトランスクリプトーム解析により、Mfn1が心不全治療反応性に関連する分子であることが明らかとなった。
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自由記述の分野 |
循環器内科
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
その心不全はあらゆる心臓病の終末像であり、種々の薬物療法(β遮断薬、アンギオテンシン変換酵素阻害薬、アンギオテンシンII受容体拮抗薬、アルドステロン拮抗薬)や非薬物療法(心臓再同期療法、非侵襲的陽圧換気療法)が進歩した現在においても、癌とともに未だに予後不良な疾患群の一つである。本研究はこのような治療抵抗性の心不全患者に対する新たな治療の開発へつながるものである。
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