研究課題
基盤研究(C)
左室収縮の保たれた心不全(HFpEF)における肺・腎臓・肝臓などの他臓器との関連や睡眠時無呼吸症候群や慢性閉塞性肺疾患などの合併症による心不全病態の修飾および予後の関係について検討した。また、HFpEFに対する呼吸管理の効果に関して多面的な検討を行い、論文公表を行った。さらに、HFpEFにおける睡眠障害、睡眠呼吸障害管理の重要性、呼吸補助療法の重要性に関して、英文総説を公表した。
循環器内科
有効な治療法が確立していないHFpEFにおける複雑な病態および呼吸管理の有用性に関して多角的な検討を行い、学術誌にて公表することができた。本邦および世界において増加するHFpEF患者の治療の一助となる可能性がある。また、書籍や講演などを通じて、市民、メディカルスタッフ、医師に対する積極的な普及を行った。今後も検証および治療の普及に継続して取り組んでいく予定である。