研究課題/領域番号 |
16K09462
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
原田 将英 藤田医科大学, 医学部, 准教授 (70514800)
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研究分担者 |
奥崎 大介 大阪大学, 微生物病研究所, 助教 (00346131)
尾崎 行男 藤田医科大学, 医学部, 教授 (50298569)
渡邉 英一 藤田医科大学, 医学部, 教授 (80343656)
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研究協力者 |
越川 真行
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | マイクロRNA / 心房細動 / 心房リモデリング |
研究成果の概要 |
カテーテルアブレーション治療を予定された心房細動(AF)患者と発作性上室頻拍症患者(対照群)から冠状静脈血(心臓特異的な現象を反映)と末梢血を採取し、定量PCRと次世代シークエンサーを用いて血中マイクロRNA(miRNA)の発現を解析した。冠静脈血においてAF群と対照群との間で発現差が大きく、末梢血においてもその発現差が反映されているmiRNAをバイオマーカーの候補として特定した。そして、血中miRNAの発現プロファイリングよる、新たなAFの臨床病態評価法を考案した。現在、AFに対する治療効果、AFの病態の進行、合併症の発症などに対する本評価法の予測能を前向きに検討している。
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自由記述の分野 |
循環器分野
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
血中miRNAによる新たなAFの評価法が確立されれば、病態に基づいた個別化医療が実現できる可能性がある。そして、AFの治療効果、病態の進行、合併症の発症などが正確に予測できるようになれば、治療成績や生命予後を劇的に改善させる可能性がある。また、臨床指標を用いた病態評価法は、基礎研究でのmiRNAの新知見を臨床的に確認するツールとなり、学術的な意義も極めて大きい。AFは実臨床で最も頻度の高い不整脈でり、本研究によってAFの臨床マネージメントが革新的に進歩すれば、社会的、医療経済的な貢献度は計り知れない。
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