研究課題/領域番号 |
16K09466
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研究機関 | 川崎医科大学 |
研究代表者 |
今井 孝一郎 川崎医科大学, 医学部, 講師 (90388942)
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研究分担者 |
古山 輝將 川崎医科大学, 医学部, 講師 (20434996)
玉田 智子 川崎医科大学, 医学部, 講師 (90435016)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 血管内皮機能 / EndPAT / 心房細動 / カテーテルアブレーション |
研究実績の概要 |
研究対象者である心房細動患者(新規、発作性)のカテーテルアブレーション前後での血管内皮機能障害の有無をEndoPATにて測定している。2017年9月から症例登録を開始しており現在は25例の登録(EndoPAT測定)が終了し、follow-upも終了している。100例を目標としていたが到達せず、この25例を解析対象とした。 具体的にアブレーション前で血管内皮機能をエンドパットを用いて測定し、follow-up時にも測定した。一般的に血管内皮機能(RHI)を観察項目としており基準値: 2.10 以上 良好、 1.68~2.09 問題のない状態、 1.67 以下 要注意と判定してる。 アブレーション前のRHIは1.93であり、アブレーション後は2.2と改善傾向を示したもの、統計学的に有意差は認めなかった。しかしながらRHIとしてはであった。アブレーション施行前から良好であった。症例数が少なく、また、Follow-up時の多くは外来にて測定しており環境変化を受けやすい検査であることからlimitationとして考慮する必要があるが、心房細動患者への心臓アブレーションによる血管内皮機能改善効果は本研究では見出せなかった。
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