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2016 年度 実施状況報告書

冠動脈不安定プラークの診断法確立

研究課題

研究課題/領域番号 16K09467
研究機関川崎医科大学

研究代表者

久米 輝善  川崎医科大学, 医学部, 講師 (60341088)

研究分担者 上村 史朗  川崎医科大学, 医学部, 教授 (60224672)
山田 亮太郎  川崎医科大学, 医学部, 講師 (70388974)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード不安定プラーク / 血管内イメージング / ウサギ
研究実績の概要

基礎的データを収集する目的でウサギを用いて以下の検討を行なった。
健常ウサギを対象に、生体内で大動脈をOCT/NIR-IVUSを用いて画像化し、2-3週間飼育の後に大動脈をOCT/NIR-IVUSを用いて再び観察した。手技的に大動脈の経時変化を血管内イメージングを用いて観察することが可能であり、その後、大動脈を摘出し、病理標本を作製した。病理組織とOCT/NIR-IVUS画像との対比も可能であった。
次に遺伝性動脈硬化自然発症ウサギ(WHHLウサギ)を用いて同様の検討を行い、大動脈の粥状硬化病変をOCT/NIR-IVUSを用いて画像化するとともに、病理組織標本を作製し、比較対比も行った。今後、検体数を増やしてOCT/NIR-IVUS画像と病理組織標本とを、脂質コア、新生血管、マクロファージ浸潤などのプラークの不安定性に関連する所見に着目して比較検討し、動脈硬化病変の形態的診断におけるOCT/NIR-IVUSの病理組織に対する感度と特異度を明らかにする予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

動物実験を行うにあたり、実験道具一式を新たにそろえる必要があり、平成28年度は十分な動物実験の回数を実施することができなかった。現在、実験道具はほぼそろっているため、今後は、動脈硬化モデルウサギを用いて実験の継続する予定である。

今後の研究の推進方策

引き続き動物実験を継続し、より動脈硬化が進行したウサギの週数における血管内イメージングを行うことで、動脈硬化病変のOCT/NIR-IVUS上の特徴を明らかにする。

次年度使用額が生じた理由

動物実験がやや遅れており、十分な数のウサギを購入できなかったため、次年度使用額が生じた。

次年度使用額の使用計画

主にウサギの購入費に充てる予定である。また、平成29年度の交付額と合わせ血管内イメージングカテーテルの購入に使用予定。

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公開日: 2018-01-16  

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