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2018 年度 研究成果報告書

遺伝性不整脈疾患における疾患特異的iPS細胞研究

研究課題

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研究課題/領域番号 16K09499
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 循環器内科学
研究機関京都大学

研究代表者

牧山 武  京都大学, 医学研究科, 助教 (30528302)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード不整脈 / iPS細胞 / 遺伝子 / 突然死
研究成果の概要

本研究では、家族性不整脈疾患の遺伝的背景の解明を目指し、集積した遺伝性不整脈患者ゲノムデータベースを基に、臨床・基礎研究を行った。主な成果として、ラミンA/C遺伝子関連心筋症において、遺伝的背景に基づいた疾患発症に関するリスク層別化を行った。疾患特異的iPS細胞研究としては、QT延長症候群1型、カルモジュリン遺伝子関連QT延長症候群(LQT15型)、心臓Naチャネル病において、疾患発症メカニズムの解析、新規治療法の開発(ゲノム編集技術を用いた変異アレル特異的ノックアウトによる遺伝子治療(LQT15)、新規治療候補化合物の有効性(LQT1))を行い、成果に関して論文発表を行った。

自由記述の分野

循環器内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

致死性遺伝性不整脈疾患は、明らかな基礎疾患がないにも関わらず心室細動を来たし突然死に至ることがあり、根本的な治療法は確立されておらず、社会的インパクトも大きい。ラミンA/C遺伝子関連心筋症に関しては、本研究にて得られた知見により、早期発症リスク患者に対する早期治療介入を考慮する重要な知見と考える。また、疾患特異的iPS細胞研究では、LQT15において最新のゲノム編集技術を用いた新規遺伝子治療法を提示し、学術的インパクトは大きいと考える。LQTに対する新規治療候補化合物の検討も行っており、遺伝型に応じた新規テーラーメード治療が開発されたあかつきには、診療、患者の生命予後改善に寄与できると考える。

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公開日: 2020-03-30  

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