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2018 年度 研究成果報告書

ナノ粒子を用いた血管炎症病変の非侵襲的診断および治療法の探求

研究課題

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研究課題/領域番号 16K09511
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 循環器内科学
研究機関筑波大学

研究代表者

小菅 寿徳  筑波大学, 医学医療系, 研究員 (00376774)

研究協力者 中村 真紀  
大矢根 綾子  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード血管炎症 / ナノ粒子
研究成果の概要

本研究において、金ナノ粒子を用いて血管炎症疾患である動脈硬化や腹部大動脈瘤の非侵襲的な診断および治療の可能性について検討した。金ナノ粒子投与後に頸動脈結紮および腹部大動脈瘤モデルマウスをCT撮影することにより、血管炎症部位に金ナノ粒子が集積することを確認した。また、金ナノ粒子を取り込んだ細胞に近赤外線レーザー光を照射することにより細胞死の誘導が確認された。これらの結果から金ナノ粒子を用いた血管炎症疾患の特異的CT診断や近赤外線レーザー光照射による非侵襲的治療の可能性が示唆された。

自由記述の分野

循環器内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、金ナノ粒子を用いて血管炎症部位(動脈硬化や腹部大動脈瘤)をCT撮影により非侵襲的に検出することが可能であった。また、金ナノ粒子を取り込んだ細胞に対して近赤外線レーザー光を照射することにより、細胞死が誘導されることが示され、近赤外線レーザー光照射による非侵襲的な治療の可能性が示唆された。金ナノ粒子は診断および治療の双方に有用であり、血管炎症性病変の早期発見に加え、早期治療への応用が期待される。

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公開日: 2020-03-30  

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