リンパ脈管筋腫症(lymphangioleiomyomatosis; LAM)患者の肺組織からLAM細胞、リンパ管内皮細胞(LAM-LEC)を分離・培養し、正常肺組織から分離したLEC(N-LEC)との細胞生物学的特性を解析した。また、in vitro培養系でリンパ管内皮間葉転換(L-EndoMT)がLAM-LECに起こしうるか、N-LECと比較検討した。培養条件やLAM病態に関わる刺激因子を添加して検討したが明らかなL-EndoMTは誘導できなかった。LAM-LECは増殖能、遊走能が亢進し、VEGFR-3発現増加、LYVE-1発現低下を認めた。
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