研究課題/領域番号 |
16K09597
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研究機関 | 地方独立行政法人宮城県立病院機構宮城県立がんセンター(研究所) |
研究代表者 |
福原 達朗 地方独立行政法人宮城県立病院機構宮城県立がんセンター(研究所), がん先進治療開発研究部, 特任研究員 (80400365)
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研究分担者 |
前門戸 任 地方独立行政法人宮城県立病院機構宮城県立がんセンター(研究所), がん先進治療開発研究部, 特任研究員 (40344676) [辞退]
田中 伸幸 地方独立行政法人宮城県立病院機構宮城県立がんセンター(研究所), がん先進治療開発研究部, 部長 (60280872)
長島 隆一 地方独立行政法人宮城県立病院機構宮城県立がんセンター(研究所), がん先進治療開発研究部, 研究技師 (20783707)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 癌 / 非小細胞肺癌 |
研究実績の概要 |
非小細胞肺癌(NSCLC)は治療抵抗性を示すことが多く、その克服が課題となってい る。本研究では、腫瘍内に浸潤する好中球に着目した解析を行った。マウス肺癌モデルにおいて、キラーT細胞 が存在しない癌においても、腫瘍内に好中球が認められた。好中球除去抗体を投与したところ腫瘍増殖が低下し たことから、好中球は腫瘍増殖を助けている可能性が高い。そこで好中球を遊走させる誘引因子を探索しS100A を同定した。S100AはEGFRシグナルで誘導され、好中球遊走能を示すことから、非小細胞肺癌の新たなマーカー のみならず、治療標的となることが示唆された。
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