低出生体重個体ラット(N=5)と正常出生体重個体(n=5)の4週齢時に摘出した腎から、糸球体を単離した。単離糸球体を培養し糸球体上皮細胞初代培養も行った。糸球体および初代培養ポドサイトから、トランスクリプトーム解析を行っている。今後、bioinformatics解析にて病態関連候補遺伝子を検討し、当該遺伝子のプロモーター領域のエピジェネティクス解析を行う。低出生体重ラット腎のプロテオーム解析のbioinformatics解析から、ミトコンドリア機能低下や解糖系の活性化の上流にmTOR系の活性化があることがわかり、各種抗体を用いた染色の検討を行い,mTOR系の活性化を組織学的にも確認できた。
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