(1) KLHL-Cullin3複合体によるWNKキナーゼ分解障害の病態の検討:KLHL3ノックアウトマウスを作製・解析し、PHAII発症の病態生理においては変異型KLHL3によるdominant negative効果が重要であることを明らかにした。 (2) KLHL3/Cul3/WNKシグナルの各臓器での働きの解明:WNK4ノックアウトマウスを作製・解析し、WNK4が脂肪細胞の分化誘導の調節因子であることを発見した。また、NKCC1は筋肉の分化・肥大に重要な役割を果たしていることを示し、WNK1-FOXO4シグナルが筋腎連関メカニズムの一端を担うシグナルであることが示した。
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