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2018 年度 研究成果報告書

WNKシグナル系の新規機能の探索と制御機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 16K09642
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 腎臓内科学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

頼 建光  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 寄附講座教授 (80334431)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードKLHL3 / cullin3 / NKCC1 / NCC / FOXO4 / 偽性低アルドステロン症II型
研究成果の概要

(1) KLHL-Cullin3複合体によるWNKキナーゼ分解障害の病態の検討:KLHL3ノックアウトマウスを作製・解析し、PHAII発症の病態生理においては変異型KLHL3によるdominant negative効果が重要であることを明らかにした。
(2) KLHL3/Cul3/WNKシグナルの各臓器での働きの解明:WNK4ノックアウトマウスを作製・解析し、WNK4が脂肪細胞の分化誘導の調節因子であることを発見した。また、NKCC1は筋肉の分化・肥大に重要な役割を果たしていることを示し、WNK1-FOXO4シグナルが筋腎連関メカニズムの一端を担うシグナルであることが示した。

自由記述の分野

腎臓内科

研究成果の学術的意義や社会的意義

KLHL3とKLHL2によるWNKシグナルの制御メカニズム、慢性腎臓病における塩分感受性高血圧の成立メカニズムについて重要な新知見を得ることができた。この成果は、新たな高血圧治療薬の創薬につながるものである。また腎臓以外の、脂肪組織や筋肉におけるWNKシグナル系の機能についても新規発見を得た。この成果により、WNKシグナル系が肥満やサルコペニアの新しい治療標的となる可能性があることが示された。

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公開日: 2020-03-30  

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