<新たなタウオパチーモデルマウスの作出>全長タウよりも凝集しやすいタウC末端断片を発現する新たなタウオパチーモデルマウスの作出を試みた。2系統において目的遺伝子の導入を確認できたが、十分な量のタウC末端断片の発現が認められなかった。今後は全長タウ発現マウスをベースとしてゲノム編集による作出を行う予定である。 <共培養細胞モデルを利用したTREM2の役割の検討>SH-SY5Y細胞を用いたタウ蓄積モデルにミクログリア細胞株BV2を加え共培養を行った結果、SH-SY5Y細胞内の不溶性タウ蓄積が減少した。今後はこのモデルを用いてTREM2の欠損や変異がタウの蓄積に与える影響を検討する予定である。
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