健康なヒトおよび神経疾患患者の大脳の連合線維の白質内経路および投射分布およびその構造と機能の関連を明らかにした。脳卒中後てんかんにおいて、てんかん性活動が神経線維に沿って伝搬した投射領域の大脳皮質においても血流低下が発作後数日にわたって遷延することを見いだした。パーキンソン病関連疾患における基底核および皮質ネットワークの障害の特異的変化を使って、疾患の鑑別を行えることを示した。パーキンソン病の垂直認知と姿勢異常に関わる脳領域を明らかにした。脳内における安静時のBOLD信号の経時的推移を空間的に辿ることによって、慢性虚血脳における脳血管反応性を評価できることを見いだした。
|