研究課題/領域番号 |
16K09736
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 (2020) 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所) (2016-2019) |
研究代表者 |
仙石 錬平 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (40385331)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | レビー小体病 / パーキンソン病 / レビー小体 / α-シヌクレイン / 免疫組織化学 / レビー小体型認知症 |
研究成果の概要 |
世界が高齢化するに伴い、パーキンソン病(PD)罹患患者数も増加している。PDの運動症状出現前に非運動症状が出現することは知られており、早期PD診断に向けての病理学的評価部位を検討することを目的としている。生検部位として挙げられているのが、顎下腺、皮膚、腸管等の各部位である。連続剖検例で検討した結果、交感神経節でのレビー病理発現が早期より認められること、顎下腺でのレビー病理は臨床症状を認める以前では認めないことなどが明らかとなった。
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自由記述の分野 |
神経内科・神経病理
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
難病等の創薬においては、できるだけ発症早期の段階での介入が重要である。パーキンソン病(PD)では、いわゆる振るえ等の運動症状が出現した病期ではすでに、脳内の変性はある程度進んでいる。運動症状出現前の段階でPDと早期診断できるようなサロゲートマーカーを確立することが逼迫した課題である。病理学的なアプローチとしては生検があり、今回剖検検体から得られた結果は、生検部位探索の一助として還元しうる。
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