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2018 年度 研究成果報告書

亜鉛シグナルによる脂肪細胞褐色化の分子機構

研究課題

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研究課題/領域番号 16K09764
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 代謝学
研究機関群馬大学

研究代表者

福中 彩子  群馬大学, 生体調節研究所, 助教 (60586402)

研究協力者 藤谷 与士夫  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード亜鉛シグナル / 脂肪細胞褐色化 / ベージュ脂肪細胞
研究成果の概要

我々のこれまでの解析から、ZIP13による亜鉛シグナルには特異性が存在し、脂肪細胞褐色化抑制を調節していると考えられる。そこで亜鉛シグナルの特異性が生じる機構を解明するために、ZIP13の褐色化抑制に必要な領域を同定した。さらに、この領域と結合する分子が亜鉛シグナルの特異性を決定しているのではないかと仮定し、ZIP13の褐色化抑制に必要な領域を用いて、yeast two hybrid(Y2H)を行い、結合する分子(結合分子)を3種類選定した。これらの分子をノックダウンや過剰発現することにより、ZIP13と同じ挙動を示す分子Xを同定した。

自由記述の分野

亜鉛生物学・代謝学

研究成果の学術的意義や社会的意義

「亜鉛シグナル」が生命活動に深く関わるシグナル伝達システムの一端を担うことが明示され、亜鉛シグナルの健康と病気への関与に注目が集まっている。一方で、「亜鉛シグナルがどのように標的分子の発現・活性を制御するのか」という生命現象の重大な命題が解明できていない(Fukunaka A, Int J Mol Sci.2018)。我々は、自身が開発したベージュ脂肪細胞分化系を用いて、ZIP13の直接の標的分子Xを同定することができたが、ZIP13がどのように分子Xを制御し、脂肪細胞褐色化を抑制するかは今後の課題である。

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公開日: 2020-03-30  

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