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2017 年度 実施状況報告書

食事パターンスコアによるメタボリック症候群の革新的生活習慣改善法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16K09785
研究機関徳島大学

研究代表者

船木 真理  徳島大学, 病院, 特任教授 (10467821)

研究分担者 秦 明子  徳島大学, 病院, 特任助教 (20570948)
米本 孝二  琉球大学, 医学部, 特命教授 (90398090)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード食事パターンスコア / メタボリックシンドローム
研究実績の概要

当プロジェクトの分担研究者である琉球大学の米本孝二特命教授との共同研究を通じ、メタボリックシンドローム発症を予測する食事パターンスコアの開発を目指している。その中で、本プロジェクト開始時の予備的成果であった縮小ランク回帰分析に基づく食事パターンスコアに比較し、主成分分析に基づく食事パターンスコアを用いる方が、メタボリックシンドローム発症の有無とより強く関連することが28年度の研究で示唆された。そこで29年度は、徳島における前向き追跡のデータを用い、より高いメタボリック症候群発症予測能をもつ食事パターンスコアの開発を行った。さらにこれまでの研究開発においては、各被験者の食習慣は時間を経ても大きく変化しないという前提で、ベースラインにおける食事調査データから食事パターンスコアを計算し、4-5年後のメタボリックシンドローム発症の予測を目指している。しかし食事指導による積極的な介入などなく自然経過によって食習慣が時間と共に大きく変化する場合、ベースラインの食事パターンスコアによるメタボリックシンドローム発症予測能が大きく制限される危惧がある。そこでこの前提の妥当性検証のため、食習慣の時系列変化の有無の検証も29年度に開始した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当プロジェクトの分担研究者である琉球大学の米本孝二特命教授が平行して行っているプロジェクトにて、主成分分析に基づく食事パターンスコアの計算法開発が順調に進んでおり、当プロジェクトより徳島における前向き追跡のデータの提供を行ったができている。
さらに予備的成果である縮小ランク回帰分析に基づく食事パターンスコアを用い、各被験者の食事パターンスコアの経年変化の振れ幅を解析が始まっている。

今後の研究の推進方策

琉球大学側で開発する主成分分析に基づく食事パターンスコアを用い、1) メタボリックシンドローム発症の有無との関連性、2) 食事パターンスコアの時間的安定性を確立する。更にこれらに基づき、食事指導介入のパイロット研究の開始準備を行う。

次年度使用額が生じた理由

(理由)主成分分析に基づく食事パターンスコアの計算法開発および徳島における前向き追跡のデータの適用が順調に進んでおり、要した資金が当初の予算を下回ったため。
(使用計画)食事パターンスコアの信頼性確保に向け、スコアの時間的安定性の検証のための解析が必要であり、そのために用いる予定である。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2018 2017

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (5件)

  • [雑誌論文] Associations between intake of dietary fermented soy food and concentrations of inflammatory markers: a cross-sectional study in Japanese workers2018

    • 著者名/発表者名
      Yang X, Nakamoto M, Shuto E, Hata A, Aki N, Shikama Y, Bando Y, Ichihara T, Minamigawa T, Kuwamura Y, Tamura A, Uemura H, Arisawa K, Funaki M, Sakai T
    • 雑誌名

      J Med Invest

      巻: 65 ページ: 74-80

    • DOI

      10.2152

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 血中AIMとメタボリックシンドローム発症に関する疫学的検討2017

    • 著者名/発表者名
      秦明子、安藝菜奈子、三好雅士、中尾隆之、田村綾子、市原多香子、南川貴子、桑村由美、船木真理
    • 学会等名
      第60回日本糖尿病学会年次学術集会
  • [学会発表] 尿中アディポネクチンの腎障害予測マーカーに関する研究2017

    • 著者名/発表者名
      藤本侑希、渡辺敏弘、森本彩、熊本はな、須藤浩三、吉田智一、森博康、松久宗英、秦明子、船木真理、山本真弓、橋田誠一
    • 学会等名
      第60回日本糖尿病学会年次学術集会
  • [学会発表] 尿中アディポネクチンの腎障害予測マーカーに関する検討2017

    • 著者名/発表者名
      藤本侑希、渡辺敏弘、森博康、秦明子、山本真弓、橋田誠一
    • 学会等名
      第64回日本栄養改善学会学術総会
  • [学会発表] 尿中アディポネクチンの腎障害指標に関する研究2017

    • 著者名/発表者名
      藤本侑希、渡辺敏弘、森博康、秦明子、山本真弓、橋田誠一
    • 学会等名
      第57回日本臨床化学会年次学術集会
  • [学会発表] Serum Apoptosis Inhibitor of Macrophage is Related to Development of Metabolic Syndrome in Japanese Male Workers2017

    • 著者名/発表者名
      Akiko Hata, Koji Yonemoto, Nanako Aki, Masashi Miyoshi, Takayuki Nakao, Ayako Tamura, Takako Ichihara, Takako Minagawa, Yumi Kuwamura, Makoto Funaki
    • 学会等名
      第77回米国糖尿病学会年次学術集会

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公開日: 2018-12-17  

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