研究課題/領域番号 |
16K09791
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
代謝学
|
研究機関 | 公益財団法人朝日生命成人病研究所 |
研究代表者 |
櫛山 曉史 公益財団法人朝日生命成人病研究所, その他部局等, 教授(移行) (30435820)
|
研究協力者 |
迫田 秀之 宮崎大学, 第三内科, 講師
浅野 知一郎 広島大学, 大学院医歯薬保健学研究院, 教授
栗原 裕基 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
キーワード | 尿酸代謝 / 核酸代謝 / 生活習慣病 / キサンチンオキシダーゼ |
研究成果の概要 |
5種の組織特異的XORKOマウスを作出し、各臓器のXOR活性および血漿におけるXOR活性を検討したところ、骨髄・脾臓で顕著な活性低下、血管内皮などの諸臓器での活性低下、肝臓のみほぼ完璧な活性低下、白色、褐色脂肪での中等度活性低下、小腸で顕著な活性低下を示すマウスを得た。血漿XOR活性は骨髄、肝臓の活性低下時に顕著に低下しており、小腸での活性低下でもやや低下傾向であった。 そして、骨髄でのXOR活性低下を生じたマウスでは耐糖能に優れ、褐色脂肪重量の低下がみられたが、この脂質燃焼性の変化はUCP-1非依存性であると考えられた。
|
自由記述の分野 |
代謝学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
キサンチンオキシダーゼ阻害がインスリン抵抗性・慢性炎症・脂肪蓄積に直接的に作用することが示唆される結果となった。尿酸値と臓器障害の関係は長年研究されていて不明とされていた機序の解明の端緒となるであろうし、尿酸値よりも尿酸産生に着目すべきという医療行政上のインパクトがもたらされたと考えられる。
|