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2018 年度 研究成果報告書

新たなシグナル伝達系Hippo経路による卵巣機能調節メカニズムの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 16K09798
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 内分泌学
研究機関福井大学

研究代表者

水谷 哲也  福井大学, 学術研究院医学系部門, 准教授 (90322734)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード卵巣 / 顆粒膜細胞 / ステロイドホルモン / YAP / TAZ
研究成果の概要

Hippo pathwayは、細胞の増殖や器官サイズを制御するシグナル伝達系で、この経路が転写共役因子YAP/TAZの活性を調節する。卵巣顆粒膜細胞におけるYAP/TAZの役割について解析したところ、YAP/TAZがステロイドホルモン代謝酵素であるCYP19A1, CYP11A1, HSD3B2 (Hsd3b1)の発現を負に制御していることが見出された。さらにその抑制には転写因子TEADが関与していることを明らかにした。以上の結果から、卵巣顆粒膜細胞ではHippo pathway下流のYAP/TAZ-TEAD複合体がステロイド産生を抑制的に制御していることが示された。

自由記述の分野

生殖内分泌学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により、新たなステロイドホルモン産生メカニズムが解明された。
これにより未だ不明なステロイドホルモン産生疾患の解明につながる可能性が示された。また、将来的に本研究から新しいステロイドホルモン産生疾患に対する治療法が開発されることが期待される。

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公開日: 2020-03-30  

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