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2018 年度 研究成果報告書

アディポネクチンの細胞外小胞(エクソソーム)制御メカニズム

研究課題

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研究課題/領域番号 16K09802
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 内分泌学
研究機関大阪大学

研究代表者

喜多 俊文  大阪大学, 医学系研究科, 寄附講座講師 (10746572)

研究分担者 前田 法一  大阪大学, 医学系研究科, 寄附講座准教授 (30506308)
西澤 均  大阪大学, 医学系研究科, 講師 (20379259)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードアディポネクチン / T-カドヘリン / エクソソーム / セラミド / 骨格筋再生 / カドヘリン / プロドメイン
研究成果の概要

脂肪から分泌される善玉タンパク、アディポネクチンは心血管・骨格筋にT-カドヘリンという細胞表面タンパクに特徴的なメカニズムで強く結合し、その細胞内に集積し、エクソソームと呼ばれる小胞の産生を促進することで、組織の保護、再生の促進に寄与していることを明らかにしました。
エクソソームは細胞の老廃物などを排出する機能と細胞同士のコミュニケーションを図る機能があり、アディポネクチンのエクソソーム産生促進作用は、善玉タンパクとされる所以を初めて明確に説明するだけでなく、今後の様々な臓器傷害治療・予防に応用されます。

自由記述の分野

内分泌・代謝内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

テレビなどでも時折紹介されます脂肪が出すアディポネクチンというタンパクが、どうして体に良いのかを初めてはっきりと説明できるようになりました。アディポネクチンはエクソソームという小さな粒子を細胞から出させることを見つけました。
エクソソームは細胞のゴミを出すゴミ袋のようなもので、アディポネクチンはゴミ袋を増やすことで細胞をきれいに保ちます。またエクソソームは細胞同士のやり取りにも使われますが、このやり取りを活発にすることで病気から守ることも分りました。このような新しい理解は、将来の新しい治療薬に応用されます。

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公開日: 2020-03-30  

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