研究課題/領域番号 |
16K09805
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内分泌学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
ログノビッチ タチアナ 長崎大学, 原爆後障害医療研究所, 助教 (30423643)
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研究分担者 |
中沢 由華 名古屋大学, 環境医学研究所, 助教 (00533902)
サエンコ ウラジミール 長崎大学, 原爆後障害医療研究所, 准教授 (30343346)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | mtDNA / Large-scale deletion / RNA-seq |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、放射線被曝の潜在的な分子マーカーとしてミトコンドリアDNA欠失プロファイルを評価することである。初代培養ヒト甲状腺細胞に0.5、1、2、5、10Gyのγ線を照射し、48時間後にDNAを抽出し、PCRにより増幅したmtDNAを用いてライブラリ調整を行い、NGSによりmtDNAの欠失パターンを解析した。放射線誘発小児PTCでは、散発性小児PTCと比べて大きな欠失の数が多いことを確認した。CYTB、ND6、ND5、ND4、COIII、ATP6及びCOIIのmtDNA遺伝子領域における大きな欠失を有するRNA転写産物が、放射線誘発PTC特異的な分子マーカーとなる可能性が示唆された。
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自由記述の分野 |
内分泌学、甲状腺学、分子生物学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
CYTB、ND6、ND5、ND4、COIII、ATP6及びCOⅡのmtDNA遺伝子領域における『大きな欠失(large-scale deletions)』を有するRNA転写産物が、放射線誘発PTC特異的な分子マーカーとなる可能性が示唆された。
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