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2018 年度 研究成果報告書

遺伝子改変動物を用いた消化管ホルモンと糖代謝に対するグレリンの作用の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 16K09807
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 内分泌学
研究機関和歌山県立医科大学

研究代表者

赤水 尚史  和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (20231813)

研究分担者 有安 宏之  和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (50378650)
研究協力者 岩倉 浩  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードグレリン / トランスジェニックマウス / 糖代謝 / 消化管ホルモン
研究成果の概要

野生型マウスへのグレリンの皮下注射では、GLP-1分泌に影響はなく、マウス小腸上皮細胞へのグレリン、デスアシルグレリン添加実験では、GIP、preproglucagon、PYY、CCK発現に影響はなく、SAP-ghrelinトラスジェニックマウスの解析においても、デスアシルグレリン過剰発現で耐糖能は改善するものの、インクレチン分泌や消化管ホルモンmRNA発現に変化は認めず、グレリンあるいはデスアシルグレリンが消化管ホルモンの分泌や発現に影響を与えるという結果は得られなかった。

自由記述の分野

内分泌

研究成果の学術的意義や社会的意義

今回の検討により、グレリンあるいはデスアシルグレリンのGIP、GLP-1、CCK、PYYといった消化管ホルモンに与える影響は、存在したとしても大きくないことが判明した。一方で、デスアシルグレリンの慢性過剰状態はやはり耐糖能を改善することが確認された。以上の結果は、グレリンあるいはデスアシルグレリンの臨床応用を考える際の、消化管ホルモンを介した耐糖能への影響を確認したという意味で、学術的また社会的にも意義のある結果であると考えられた。

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公開日: 2020-03-30  

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